図書館総合展 / IRIS


メガネの画像1


図書館総合展フォーラム
IRIS主催「大学図書館のアクセシビリティ」
開催報告

    日時: 2015年11月12日(木)10:00~11:30
    場所: パシフィコ横浜展示ホール
  • プログラム
    イントロダクション「大学図書館におけるプリント・ディスアビリティのある利用者の支援」
    松原洋子(コーディネーター、立命館大学IRIS代表)

    報告1「プリント・ディスアビリティのある利用者のための資料電子化サービス」
    栗田とも子(北海道大学附属図書館利用支援課)・小林泰名(北海道大学附属図書館管理課)

    報告2「立命館大学図書館におけるテキストデータ提供サービス」
    三谷恭弘(立命館大学図書館)

    報告3「国立国会図書館の障害者サービス−− 視覚障害者等用データ送信サービスを中心に」
    安藤一博(国立国会図書館関西館協力課障害者図書館協力係)

  • 開催報告
    本フォーラムでは、まず主催者IRISのリーダーである松原から今回のテーマである「アクセシビリティ」とは何か、そして障害者権利条約の批准に伴う法律の制定やアクセシビリティ対応の変化について説明がありました。続いて、大学図書館および国会図書館でこれまで行われてきたアクセシビリティに配慮した図書館資料のデータ化の経緯、手法、実績を担当者にご報告いただきました。

    第1報告では、北海道大学附属図書館の栗田氏、小林氏にサービス開始に至った経緯、そして支援室・学生・図書館の連携やデータ作成と利用者への提供プロセスについて具体的に発表していただきました。

    第2報告では、立命館大学図書館の三谷氏にオンラインでの授業支援・授業評 価システム「manaba+R」を利用したデータ配信システムやこれまでの取り組み実績についてご紹介いただきました。

    第3報告では、国立国会図書館の安藤氏が、これまで行ってきたデータ化実績、サピエ図書館との連携、公共図書館のDAISYデータ等を国立国会図書館が配信する「視覚障害者等用データ送信サービス」、ならびに同サービスを大学にまで拡張する構想をお話しいただきました。

    質疑応答で は著作権法第37条3項に基づいて複製されたデータの収集や利用者登録の手続き、管理方法など大学図書館のアクセシビリティ拡充に向けて実りの多い議論が行われました。

    本フォーラムには定員80名のところ、当日参加の方を含め110名の方々にご参加いただきました。アンケートでは、「大学におけ るテキストデータ支援の実際がわかってよかった」、「濃密な内容だった」 など多数の貴重な声をいただきました。お寄せいただきましたご意見をもとに、今後もアクセシビリティ実現に向けて活動して参ります。

栗田氏発表時の写真

来場者を後ろから撮影した写真